北海道のスーパーで魚屋をやって20年以上、魚のことは魚屋に聞け！！長年培った技術、経験、知識をお教えします。
今回は、ほっけの見分け方の実践編といたしまして、問題形式で紹介したいと思います。
次のほっけを見て、選ぶとしたらどれ？
いきなりの難問‼️
さぁどれにする⁉️
わかる人は、目利きのプロ‼️
自信を持って、魚を選んでください。
なんとなく分かる人や全くわからない人、問題にチャレンジしてみてね😀
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美味しいほっけの見分け方のポイント
生魚の鮮度の見分け方
- 目は透き通っていて、白くなっていないもの。
- 体はつやつやしていて、弾力があるもの。
- お腹は膨らんでなく、青くなっていたり、内臓的な物が出ていないもの。
- バラ売りしているのであれば、えらをちょっと覗いて赤いもの。
- バックしているのであれば、魚をちょっとずらしてみて、ラップに白い粘膜の跡が残らないもの
- 下ろしてある魚の場合は、身は白っぽいより赤っぽいものを選ぶとよいでしょう。
開きほっけの場合
- お腹の部分が変色していたり身が薄くないもの。
- お腹の部分の小骨が毛羽だっていないもの。
- 身は白くないもの(冷凍物の場合はどうしても白くなってしまいますが)
- 身は薄く、干からびていないものを選ぶとよいでしょう。
鮮度が落ちるとアミノ酸が分解され、脂がなくなってしまいます。
脂のあるほっけの見分け方
- 大きいサイズのもの。
- 身が厚くて、重たいもの。
- 小顔の魚
これをふまえて問題にチャレンジ！！
問題1 (ほっけの目)
ほっけの目を見て選びましょう🎵
ほっけの顔のドアップなので、
びっくり！！しないでくださいね。
もし、目が嫌な人は、
目隠し・・・・(/ω＼)
それじゃー目が見れないかΣ(･ω･ﾉ)ﾉ！
これは、簡単ですね☺️
2のほっけは、目が充血していますね。
1、3、さぁどっち？
1のほうが、目が澄んでいる感じがするから、
1のほっけ
正解⭕
問題2 (ほっけの見た目)
これ、同じ箱に入って来た、ほっけなんですが、違いわかります？
同じ箱とは、漁師さんが水揚げして、出荷するために、箱詰めするわけなんですが、大体規格がきまっていて、5k10尾(1尾500g前後)とか、5kg14尾(1尾350g前後)、5kg6尾、8kg17尾、8kg14尾などなど
でも、同じケースに入って来ても、大きさ、脂ののり具合、鮮度が違うんですねー
まずは、大きさから選んでください。
簡単ですねー
大きいのは、1、2のほっけ⁉️
そうですね☺️
じぁ次は、ほっけの艶と色は？
うぅ~ん
たしか、艶々しているほうが、鮮度が良くて、色は、明るい感じのほうが、脂があるんだったかな⁉️
っていうことは、
2のほっけ⁉️
正解⭕
問題3 (ほっけのお腹)
次、お腹を見てみましょう。
こちらの画像・・・・
ほっけのお腹の写真なんですが・・・
ちょっと・・・
エグイかも・・・
しれないので・・・
びっくりしないでくださいね。
すみません<m(__)m>
1のほっけ、お腹出ちゃってます。
申し訳ございません。
2、3、4のほっけで選ぶなら？
うぅ～ん
色、艶でいったら、2、4かなー
どっちだろう？？
正解は、2のほっけ
ほっけの真ん中にあるポッチ、これ、へそではなく、肛門なんです。
なので、キュッとしまっているほうがいいんです。
そして、お腹の色は、白色より、赤褐色ぽい方が脂があります。
問題4 (パックされたほっけ)
パックされているほっけ
これ、パックされたほっけを写真とったら、きれいに映ってしまって・・・
差があまり解らなくなってしまった・・・
超難問！！
お店に並べているほっけなので、大差はないんですが・・・
同じ値段で売っているほっけです。
答え、先に言ちゃいます。
正解は4のほっけ
1、2のほっけはお腹がちょっと膨らんでいるのがわかりますか？
これ、お腹に餌が入ったままなんです。なので、鮮度落ちが早いんです。
3、4のほっけを比べると大きさの違いがわかりますか？
同じおおきさのトレーに入ってますが、4のほっけの方がトレーに隙間がないですよね。
なので、正解は4のほっけ
問題5(三枚卸しでパックされたほっけ)
3枚卸でパックされたほっけ
パックされたら写真映りよくなるんですね(@_@)
また、解りずらいですね
鮮度が落ちていると、身が白くなるというから、
2、3が赤っぽいけど3のほっけには、ちょっと白い部分があるから
2のほっけ
おしい‼️
正解は3でした。
3には、白い部分があるじゃないの‼️
たしかに、ありますねー
この白い部分、ほっけの背中の所なんですが、鮮度が落ちて白くなっているのではなく、脂なんです。
マグロでいうなら、背トロですかね。
なので、正解は3でした。
身の色が解りずらかったかもしれないので、パックしていないほっけで比べてみましょう。
問題6
生のほっけ、最後の問題だよ
難問‼️ですねー
全部よく見えちゃう
どれなの❔
そうです‼️
若干の違いがあるものの
良さそうなほっけを並べてみました🎵
しかーし‼️
１尾だけダメなほっけがいるんです‼️
どれ⁉️
何が違うの⁉️
5のほっけ、よーく見てください。
体に輪かのあとがあるのわかりますか？
これ、網に刺さってしまってついたあとなんです。
なので、内出血しているんですね。
卸すと、こんな感じ
めったにないですが、気が付かずに店頭に並ぶことがあります。
そんな時は、お店の人に言って交換してもらってください。面倒かけてスミマセンが
まぁ、その場で調理してもらえばいいんですけどね☺️
もし、調理の用途や頼みかたがわからない方は、こちらの記事をどうぞ😀
生のほっけの見分け方が大体分かったと思うので、
次、
開きほっけ編
開きほっけ編
開きほっけの見分け方
- お腹の部分が変色していたり身が薄くないもの。
お腹の部分の小骨が毛羽だっていないもの。
身は白くないもの(冷凍物の場合はどうしても白くなってしまいますが)
身は薄く、干からびていないものを選ぶとよいでしょう。
これを踏まえて、
問題にチャレンジ🎵
問題1(パックされた開きほっけ)
パックされた開きほっけ
どちらにします？
これは、簡単🎵
2の開きほっけ
正解⭕
色の違いわかりますよね。
1の開きほっけの方が、身が白いですよね。
身全体が白いのは、商品が古いか、脂がない証拠です。
問題2(バラ売りの開きほっけ)
バラ売りの開きほっけ
これ、チルドの開きほっけ(冷凍物ではないもの)なので、冷凍物のように脂がロウのように固まっていないから、難しいかな⁉️
バラ売りの場合の注目するポイントを紹介
大きさ、身の厚さを比べて見てください。
バラ売りなので、簡単に比べられますよね。
大きくて、身の厚いのを選べばいいのね🎵
次は、お腹の部分(特に、右側の部分と、肛門のところ)鮮度が悪いほっけで加工していると、変色していたり、身がとけていたりしています。
また、お腹の小骨か身から離れて、毛羽だっているのもダメ‼️
この中に、そんな開きほっけ、ないじゃない‼️
スミマセン
お店に出している開きほっけなので、ありませんでした。
次は、見た目
やはり、脂がある開きほっけは、艶々しています。
あと、長時間バラ売りしていると、乾燥して、テカりもなくなり、身も干からびてしまっいます。
要は、長時間残された開きほっけ=誰も買わなかった開きほっけなので、選ぶのはやめましょう。
最後、重要ポイント‼️
開きほっけの背中の部分と腹回りの部分を見てください。
白くなっている開きほっけ、この白い部分、脂がある開きほっけの証拠‼️
全体が白いのではなく、背中と腹回りだけが白い開きほっけですよ‼️
間違えないでくださいよ‼️
これ、間違っちゃうと、開きほっけ選び失敗になっちゃうよ
ということは、
2の開きほっけを選べばいいのね🎵
正解⭕
問題3(開きシマほっけ)
冷凍の開きほっけ(シマほっけ)
真ほっけとシマほっけ、種類が違うんですが、ほっけということで
冷凍物なので、まだ凍ってます。
脂があるのは、右と左
どっちでしょうか❔
もう簡単🎵
右の開きほっけ
そうですね⭕
右側は脂がまだ凍っていて、ロウ状になっていますよね。
ちなみに、シマほっけだと、大体、頭が切られているので、切り口の厚みを見れば、パックされていても、比べられると思います。
シマほっけを切り口から見たらこんな感じ🎵
まとめ
これで、ほっけの選び方に自信がついたのではないでしょうか？
美味しそうだなと思ったら、まず、それを選び、注目するポイントを確認すれば、美味しいほっけに巡り会えますよ🎵
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