北海道のスーパーで魚屋をやって20年以上、魚のことは魚屋に聞け!!長年培った技術、経験、知識をお教えします。
生筋子を時期をほぐすとどれだけ減るのか、知っていますか?
まさか、同じ重さにとは思っていないですよねー
つぶれたイクラや筋子の皮などを捨てた分、量は減るのです。
なので、ほぐしてある生イクラは、生筋子より若干g単価が高くなっています。
生筋子が100g当たり498円なら、ほぐしてある生イクラは
100g当たり598円位で販売されていると思います。
たまに、お客様から、
『ほぐしてる方は高いのね』といわれますが、
同じ、もしくは安いのです‼️
生筋子をほぐすと、どのくらい減るのか?
鮮度にもよりますが、大体1割から2割減ります。
素人さんがほぐすと3割以上減っちゃいます。
魚屋さんにばらしてもらった方が得します‼️
特売の時は、調理待ちで、時間がかかるかもしれませんが得なんですよ。
こんなこと、書いちゃうと、
特売時、ほぐしを待つお客様で、大行列なのに、更に輪をかけてしまって迷惑をかけてしまうかもしれませんが・・
オッチャン達も、手がふやけるくらい頑張りますので、何卒ご了承ください。
ほぐしてもらうと、どのくらい得なのか?
どれくらい得かと言うと、
生筋子が100g当たり498円とすると、
1割減って、100g当たり553円になります。
2割減って、g622円に。
3割減ると、g711円になるのです。
すごい差になるんです。
生筋子が1パック400g入っていたとして、値段がg498円で、1パック19920円。
これが、1割違うだけで、
約200円、損してることになるのです。
素人の私なら、400円も損しているのね
なので、魚屋さんにほぐしてもらった方が、得なのです。
当然、混乱を避ける為に、ほぐしてある生イクラは、
魚屋さんがほぐした訳ですから、得ということになりますね。
決して、高い訳ではありませんよ。
ちなみに、オッチャンの最高記録‼️
なんと、0.5割減‼️
証拠写真はこちら
生筋子400gです。
ばらして、重さを量ると、
なんと、383g😀
歩留まり95%、0.5割減‼️
ほぐした筋子の皮を乗せると、400gに。
これ、本当に細工なしです。
一番良い時期の鮮度の良い、
生筋子を選びました。
誰しも、こんなに歩留まりが良いとは、思わないでくださいよ‼️
オッチャンだからできる技‼️
普通は、1割から2割減なのですよ。
生筋子g498で、ほぐした生イクラはg598は妥当なのか?
ほぐしてある生イクラが高いと感じている方が、まだいらっしゃると思うので、妥当かどうか説明いたします。
生筋子が100g当たり498円で、
ほぐしてある生イクラが100g当たり598円
歩留まり83.27%
減った割合でいうと、
1.67割減になります。
普通、1割から2割減なので、
1.67割減は、妥当ということになります。
鮮度によっても、ほぐした時の生イクラの量は変わります。
生筋子は鮮度が大事ですよ。
鮮度が悪いと、2割から3割減です。
素人さんがやると、半分くらいになっちゃうかもね(;o;)
また、時期によっても変わります。
時期前半だと、卵が成熟していないので、潰れやすいので
歩留まりが悪いです。
時期後半は、歩留まりはいいですが、卵が固い可能性があります。
詳しい生筋子の選び方はこちらをよんでね。
魚屋さんがやっている、ほぐし方を紹介します。
普段はアニサキス退治までは、行っていませんが・・・
アニサキスを退治する生筋子のほぐし方
生筋子にも、アニサキス幼虫が存在している可能性があります。
アニサキスは醤油に浸けても、死にません‼️
間違った認識をしてる方がいましたら、教えてあげてくださいね😀
アニサキスって何?って方がいましたら、こちらへどうぞ
アニサキスを退治するには、
-20℃で、24時間以上冷凍する。
もしくは、加熱する。
70℃以上で、秒死。
60℃で、1分間で退治できます。
2日間、冷凍すればいいのね
いや、いや、いや、せっかく食べたくて買ってきたものを2日待つなんて(*_*)
正月用に保存したり、誰かに送ってあげるとかで、冷凍するなら、わかりますが、やっぱりすぐに食べたいですよね。
ということで、70℃のお湯を使った生筋子のほぐし方を紹介します。
生鮭筋子をボールに入れて、70℃のお湯を掛けます。
そんなことしたら、生鮭筋子が茹であがっちゃうんじゃない‼️
それが、大丈夫なんです。
まぁ、見てください。
70℃のお湯を掛けると、生鮭筋子の表面が白くなりますが、こんなことでは、生鮭筋子は茹であがりません‼️
安心してください。
そして、もう一つの安心は、これで、アニサキスが退治出来たということです。
水を加え、40℃位のお湯にします。
3%位の塩を入れます。
塩を入れると、生鮭筋子の表面の白いのが、戻っていきます。写真を見てください。戻っているのわかりますか?
生鮭筋子を持ち上げ、お湯の中で、ゆさゆさゆさと振ります。
ゆさゆさ
ゆさゆさ
筋子からイクラがほぐれていきます。
最後は、イクラが全部ほぐれて、皮だけ残ります。
イクラに残った筋子の皮を取り除きます。
米のとぎかたと同じ感じで、つぶれたイクラの皮を流します。
何度か繰り返します。
水だけで繰り返すと、イクラの表面が白くなってくるので、塩を入れましょう。
きれいに取り除いたら、
ザルに移して、水を切ります。
ザルは目の細かい物を使いましょう。
容器に移して、
味付けして、出来上がり🎵
味付けは、市販のたれ、もしくは、めんつゆでO.Kです。
まとめ
生筋子をほぐすと、どのくらい重さが減るのかと言うと、
鮮度、時期にもよりますが、
大体、1割から2割減になります。
プロフェッショナルがやると、0.5割減(最高記録で)
素人さんがやると、もっと減ります。
生筋子とほぐしてある生イクラでは、当然、値段が違います。
生筋子が100g当たり498円なら、ほぐしてある生イクラは100g当たり598円なのは、
妥当なのです。
生筋子は、魚屋さんにほぐしてもらった方が得しますよ。
以上、
生筋子をほぐすと、どのくらい減るのか?
おしまい‼️