北海道のスーパーで魚屋をやって20年以上、魚のことは魚屋に聞け!!長年培った技術、経験、知識をお教えします。
生筋子をほぐす時って、
どーしています?
まさか、ラケット使っているって人います?
オッチャンの周りには、いないので、いましたらご一報を・・・
オッチャン、この時期になると、毎日のように生筋子をほぐしています。
お客様からは、『どーしてそんなに早く、きれいにほぐせるの?』と、よく聞かれます。
そこで、今回は、
生筋子のほぐし方を紹介‼️
ついでにアニサキスを退治しちゃいます。
いくらの作り方も紹介するよ
アニサキスを退治する生筋子のほぐし方
生筋子にも、アニサキス幼虫が存在している可能性があります。
アニサキスは醤油に浸けても、死にません‼️
間違った認識をしてる方がいましたら、教えてあげてくださいね😀
アニサキスって何?って方がいましたら、こちらへどうぞ
アニサキスを退治するには、
-20℃で、24時間以上冷凍する。
もしくは、加熱する。
70℃以上で、秒死。
60℃で、1分間で退治できます。
2日間、冷凍すればいいのね
いや、いや、いや、せっかく食べたくて買ってきたものを2日待つなんて(*_*)
正月用に保存したり、誰かに送ってあげるとかで、冷凍するなら、わかりますが、やっぱりすぐに食べたいですよね。
ということで、70℃のお湯を使った生筋子のほぐし方を紹介します。
生鮭筋子をボールに入れて、70℃のお湯を掛けます。
そんなことしたら、生鮭筋子が茹であがっちゃうんじゃない‼️
それが、大丈夫なんです。
まぁ、見てください。
70℃のお湯を掛けると、生鮭筋子の表面が白くなりますが、こんなことでは、生鮭筋子は茹であがりません‼️
安心してください。
そして、もう一つの安心は、これで、アニサキスが退治出来たということです。
水を加え、40℃位のお湯にします。
40℃位のお湯が、一番ほぐれやすいです。
3%位の塩を入れます。
塩を入れると、生鮭筋子の表面の白いのが、戻っていきます。写真を見てください。戻っているのわかりますか?
生鮭筋子を持ち上げ、お湯の中で、ゆさゆさゆさと振ります。
ゆさゆさ
ゆさゆさ
筋子からイクラがほぐれていきます。
最後は、イクラが全部ほぐれて、皮だけ残ります。
イクラに残った筋子の皮を取り除きます。
米のとぎかたと同じ感じで、つぶれたイクラの皮を流します。
何度か繰り返します。
この時に、アニサキスがいたら、一緒に流れるから、
お湯はかけないっていう人もいますが、
70℃のお湯を最初にかけていた方が安心だと思います。
水だけで繰り返すと、イクラの表面が白くなってくるので、塩を入れましょう。
塩を入れると、白いのは戻ります。
皮をきれいに取り除いたら、
ザルに移して、水を切ります。
ザルは目の細かい物を使いましょう。
容器に移して、あとは、味付けするだけ。
イクラの味付け
オッチャン、味には、うるさいけど、分量には細かくないので、おおざっぱに説明します。
イクラの醤油漬け
めんつゆを使う。
これが、一番簡単です。
普段家庭で使っているものでいいです。
普段使っているものだから、その味にもなれているし、
何度、作っても味が、ぶれない!!
ほぐしたイクラを、めんつゆで浸る位つけて、半日浸けて、つゆをきったら出来上がり🎵
オッチャンの場合、
つゆごと、ご飯の上に、ぶっかけて食べるのが大好きなので、つゆはきりませんが・・・
こだわって、味付けしたい方は、おいしい醤油とお酒でどうぞ。
イクラの味噌漬け・塩麹漬け
これ、生筋子をほぐさなくても出来るので、筋子かイクラにするかお好みでお選びください。
作り方も、
味噌漬けと塩麹漬け、
一緒なのでお好みに合わせて、お選びください。
作り方は、
バット(薄い皿)に、
みりんで薄めた味噌を敷き、ガーゼを乗せ、
水を気ったイクラを乗せて、
また、ガーゼを乗せて、
味噌を敷く‼️
まさに、味噌とイクラの
ミルフィーユ‼️
半日浸けたら、イクラを取り出し出来上がり🎵
ピンポン玉のイクラは、
この、調理方法にすると
いいですよ🎵
塩イクラ
ほぐしたイクラを、
5%の塩水に、
20分から30分漬け、水気を取ります。
キッチンペーパーに乗せて、
一晩したら、
出来上がり🎵
ピンポン玉のイクラは、
この、調理方法で‼️
ピンポン玉のイクラは、
醤油漬けにしたら❌
味付けに失敗した時の対処方
せっかく、生筋子を味付けして、食べたら、
『ん!?』
やらかしてしまった!!
そんな方の為に対処方を紹介
イクラの味付けがしょっぱかったら
これ、
スーパーで売っている、
塩筋子にも、使える方法なのですが、
しょっぱかったら、
2%位の塩水に一晩漬ける。
塩数の子の塩抜きと同じ方法です。
真水だと、塩は抜けずらいです。
お試しあれ
ピンポン玉のイクラを醤油漬けにしてしまったら
生筋子の時期後半になって来ると、生筋子の卵は固くなります。
固くて、食べると、口の中で遊びだす。
どーしたらいい?
皮が固いのを柔らかくする方法は、ありません。
水気を無くして、塩イクラのようにするしかありません。
イクラをザルに移して、
水気を無くして、キッチンペーパーに乗せて、一晩おいてください。
口の中で、遊びだすことはなくなります。
まとめ
生筋子のほぐし方、わかりましたでしょうか?
なれてくると、
お湯の中でゆさゆさしなくても、
握って、搾りだす感じでも、大丈夫になってきます。
やり方は、色々あるので、やり易い方法でやるのが一番‼️
味付けも、お好みでいいと思います。
ただし、ピンポン玉のイクラを醤油漬けにだけはしないでください。
アニサキスを退治して、おいしいイクラのを今年も、たくさん食べましょう🎵
以上、
生筋子のほぐし方と味付け、
おしまい‼️
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